「超一流の雑談力」感想!初対面の相手からの印象を高める自己開示とは
こんにちは。ちい@kobu_16です。
会社の同僚や友人と話すときに、雑談力がないなと思う事はありませんか?
そもそも、雑談とはどういったものなのでしょうか。
会話では、自分のことをただ話せば良いのではなく、相手にとって「この話を聞いて良かった!」 「この情報を教えてくれてありがとう」と思わせることが大事です。
そして、雑談は話す事だけだと捉えてしまうのも間違いです。
相手の話を聞く、あいづちの打ち方、質問の仕方も、相手の感じ方に大きく影響します。
私も実際、会話に必要なこのような考えを意識できておらず、相手と話すことを苦手としていました。
そんな私が雑談力をつけたいと思い、出会った書籍が安田 正さんの「超一流の雑談力」です。
今回は「超一流の雑談力」を読んで、雑談で必要なポイントと感想をお伝えしたいと思います。
雑談で必要なポイント
自己開示をうまく使おう。
まず紹介するのが「自己開示」という言葉です。
この言葉を選んだ理由は、自己開示をすることで相手に自分を知ってもらうきっかけが出来るからです。
自己開示についてもう少し詳しく見ていきましょう。
自己開示とは、相手に自分はこういう人間ですと伝えることですが、あなたは初対面の相手に、心を開くことができますか?
私はそれがなかなか出来なくて、話す機会を何度も逃している様な気がします。
では、「自己開示」でどういったことを話せば良いのか見ていきましょう。
まずはダメな例として、分かりやすい「やってはいけない話題」ですと、自慢話はNGです。
初対面の相手に自慢話をされて、嬉しい人はいないですよね。
むしろ、初対面なのに印象を下げてしまう可能性もあります。
では、どういった伝え方をすれば良いのでしょう。
自己開示のポイントは、意外性やギャップを生む情報を相手に伝えることが、大事なんですよ。
例えば失敗談などですね。
また、自己開示は30秒から1分以内にする事も、ポイントの1つになっています。
自己開示がどうして必要なのかというと、あくまで自分の事を知ってもらい、相手の警戒心を解くことが目的です。
なので、長すぎるのはNGだったんですね。
私は自分が話す番になると、あれもこれもと伝えたくなってしまい、気が付くとついつい長く話してしまう癖があったので、今後は時間にも気を付けていきたいと感じました。
初対面の相手からの印象を良くする挨拶のコツ
「超一流の雑談力」では「高い音程で話す、さわやかな「よろしくお願いします!」で空気が変わる」とありました。
初対面の人と話すのは緊張しますが、最初の印象というものは、その後の関係にも大きく影響し続けますので、出来るだけ良い印象を与えたいところですよね。
初めて会った人にはまず挨拶から入ると思いますが、ここで重要なのが声のトーンで、目安としては「ドレミファソラシド」の「ファ」もしくは「ソ」の音が良いとされています。
実際に音声で確認して、一緒にやってみましょう。
やってみていかがでしたか?
出してみると「ファ」の音が意外に高いと感じたのではないでしょうか。
この高さで話すのが理想の声だとすると、いかにいつも低い音程で、会話していたかが分かったと思います。
低い音程で初対面の人と話すと、どんなことが起こると思いますか?
機嫌が悪いのかな。話したくないのかな。と相手が思うかも知れませんよね。
初対面なのに、印象が悪くなってしまいがちです。
なので、声を高くして印象を良くする必要があります。
このポイントを聞いて私はいかにいつも低い音程だったか、挨拶が出来てなかったか気がつきました。
これからは高い音程でさわやかな空気を作ることを心がけたいと思いました。
求められるのは「相手にとって興味のある話」
「超一流の雑談力」を読んで知りましたが、「笑い話は記憶に残りにくいが、興味のある話は記憶に残りやすい」とのことです。
私は今まで、雑談では場を和ませるために「笑える話」をしようとしていましたが、その考えが間違いだった事に気付かされました!
というのも、笑える話をして場を和ませても、その後に何かメリットがあるわけではないんですよね。
それよりも、面識のあまり無い人、特に初対面の人が相手であれば、その後に繋がるよう「自分のことを覚えてもらうため」に雑談を活用した方が建設的です。
そして、「興味深い話」には相手の記憶に残りやすいという利点があるため、次に会ったときに「この前、○○のことを教えてくれた人」と相手に覚えてもらえる効果があります。
つまり、自分のことを覚えてもらうために必要なのが「相手にとって興味のある話」だったのです!
私もそうでしたが、笑える話をしようとして考えてしまい結局話せずにその場は終わってしまったり、的外れな言葉を発してしまい失敗してしまうケースがあると思います。
実際の私の話ですが、何か話そうとして発したはいいけど会話が続かなかったり、その場のムードが悪くなってしまったという体験がありました。
そういった苦い思いをするリスクを背負ってまで得られるのは一時の笑いのみって、なんだかもったいないですよね。
それよりも、相手が「それ気になるな」「教えて欲しいな」と思える話をすることで、自分に興味を持って覚えてもらい、今後の関係に繋げていった方が遥かに有意義です!
この言葉を聞き、私は相手に「興味深い話」を出来るように心がけようと思いました。
会話を繋いでいくための返し方
自分から話す時だけでなく、相手の話に対する反応についても、深く考えらせられました。
会話とは、自分が一方的に話すだけでなく、相手と繋いでいきながら、さながら連想ゲームのように繋いでいくものです。
たとえば何も考えずに質問をすると、相手が回答に困ってしまったり、回答をしてくれても自分がそこから話題を繋げられないなんて場合もあります。
私も、何も考えずに質問をした結果、相手を困らせてしまい、空気を悪くしてしまったことが何度もあります。
そうならないように、相手の回答をある程度想定した質問をしたり、雑談のゴール地点を設定しておくことが重要です。
相手が返しやすい球を投げること、「この質問をしたら、どんな返答が返ってくるか」を考えて会話を実践していきたいと感じました。
また、会話を繋いでいくうえでは「あいづち」も重要なポイントです。
話していて、相手が真剣に話を聞いてくれることが伝わると嬉しいですよね。
あいづち1つで、「自分がどれくらい真剣に話を聞いているか」の印象が大きく変わります。
例を挙げると「そうですね」というあいづちはNGです。
「そうですね」と言われると、そこで会話が終わってしまいますよね。
この言葉は私もよく会話する際に使っていたので気を付けたいと思いました。
では、どういった返しをした方が良いのでしょうか。
あいづちで大事なのはその話を受けて、「自分はどう感じたのか」を伝えるために感情を込めて言葉を選ぶことが大事です。
この章で私は頭を使い会話を実践していこうと思いました。
「超一流の雑談力」を読んだ感想
私は人見知りで、話すのが苦手でした。
私がよく失敗してしまうのは、自己開示することなく相手に質問してしまうという点でした。
皆さんは自己開示もなく初対面の人から、質問を投げかけられたらどう思いますか?
私だったら警戒すると思います。
ですが、それを私は無意識にやってしまっていたのです。
初対面の人と話すときは、まず簡単な自己紹介をして「自分はこんな人ですよ」と伝えることが大事だと、この本を読み実感しました。
また、「人見知りの人も練習を重ねれば上達する。」という良い言葉もありました。
この言葉を聞き私は、希望をもつことが出来ました。
私に足りなかったのはなんだろうと考えました。
出た答えは勉強不足と場数でした。
私がよく失敗する例として、相手が話題を振ってきても私はそれについて知らずに話を膨らませられないというパターンがあります。
「超一流の雑談力」では話題を作るために「日経新聞やニュース番組を見よう」とも書いてありましたが、私は知識量が少なく、新聞もろくに読んでいませんでした。
そのため、何も返すことが出来ないか、場違いな質問をしてしまい相手を不快にさせてしまうということが頻繁にあったのです。
また、場数については、「私は人見知りだから」と外に出る機会をなるべく避けていました。
自宅と職場だけの往復ですので、場数が少なくて当然です。
これからは人見知りのせいにせず会話を実践して雑談力を身につけたいとこの「超一流の雑談力」を読み思いました。
まとめ
ここまで「超一流の雑談力」について、雑談で必要なポイント・感想を書いてきましたが、いかがでしたか。
私もこの本を読むまで「一生懸命話さなきゃ」と思っていました。
ですが、聞く力も大事だということ、そして話すときは表情・挨拶・声のトーンが重要であることが分かります。
これからも場数と勉強を重ね雑談力を身に着けたいと思いました。
人見知りの人、雑談力がないなと思う人はぜひ、この「超一流の雑談力」を参考にしてみてください。